• 飲食店などで、顧客リストを集めてリピーターを増やす方法(1/3)

    このページにたどり着いた方は、顧客リスト重要性について気付いている方だと思います。ある調査によると、「ひとりの新規客」の獲得コストは、「ひとりの既存客」の維持コストと比較すると、5~7倍はかかるそうです(業種や業態によっても違いがあると思います)。ということは、ある程度の顧客数、来店者数になると、既存客の維持に力を注ぐべきだとが言えます。

     

    ●新規客と既存の顧客の割合はどれくらい?
    あなたのお店の新規客と既存客の割合はどのような感じでしょうか?売上の7割以上が新規客で占められている場合は要注意といわれています。雑誌やインターネットなどのグルメ情報サイトの広告に多額の費用かけて、せっかく来店したお客様に対して何もフォローせずに、そのまま再来店につながる対策を何もしない状態では、どのようになるでしょうか? 賢明な読者の皆様は想像がつくと思います。

     

    ●まずは、スタンプカードを作成します
    まずは、紙のスタンプカード等を作成し、お客様に配布してみましょう。その場合、なるべく特典などがもらえるゴールが近いのが望ましいです。ゴールが近いとは、例えば、初回来店で1スタンプを付与し、2回目の来店でまたスタンプをもらい、2スタンプ目で、何らかの特典がもらえるというものです。これだと、無理なく、そして簡単に特典に到達するので、2回目の来店のハードルが低くなります。プレゼントする特典は、負担がないものが良いと思います。

     

    ●さらに遠いゴールを設定して、お客様情報を集めます
    2つのスタンプでゴール特典のある、スタンプカードに慣れて来たら、こんどはゴールをスタンプ5つ程度(5回来店)にしてみましょう。また、その場合、「5」個のスタンプまで到達した場合、特典の商品やサービスと引き換えに、お客様に住所または、メールアドレスなど、アプローチをできる情報を記入してもらいましょう。また、誕生日などの情報もあると尚良いですね。それをエクセルなどの表計算ソフトや顧客管理ソフトに入力して、お客様リストを作成していきます。大変な作業ですが、これが広告費削減の第一歩になります。コストが気になる場合は、ゴールまでの有効期限を設定しても良いのではないでしょうか。

     

    ●集めたお客様リストにアプローチします
    特典を提供するのと引き換えにお客様より頂いたリストに対して、新メニューのお知らせや、お店の情報などを届けます。お客様から住所を頂いた場合は、ハガキやダイレクトメールを送付するのが一般的です。また、メールアドレスを頂いたら、手軽にメールで情報を届けるのが良いでしょう。そこで、季節やタイミング(歓送迎会、忘年会など)に合わせてお客様に情報をお送りして、お店を思い出してもらい、再来店につなげましょう。

    ●もっと手軽にアプローチしたい場合は?

    次回(飲食店などで、顧客リストを集めてリピーターを増やす方法(2/3))に続きます。

     

     

     

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