• ジオフェンシングと店舗プロモーションについて

    店舗プロモーションの領域において、ジオフェンシングという仕組みを使ってスマートフォンに情報配信する手法が注目を集めています。まず最初に、ジオフェンシングの意味を確認しておきましょう。「ジオフェンシングとは、仮想的なフェンス(柵)を作る仕組みのことです。英語で書くと「Geofencing」となります。GPSやWi-Fi、ビーコンなどで取得できる位置情報を使って、利用者がこのフェンスで囲まれた領域に入った、あるいは囲いから出たことを判定し、このイベント情報をきっかけにコンテンツを表示したり、通知を行ったりします。」
    (出典:ケータイwatch)
    http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/keyword/20150818_716576.html

    この技術を利用して、例えば、スマートフォンを持っている人の位置情報もとに「店舗に入店したら、クーポン配布する」とか、「店舗内で特定の売り場に近づいたら、関連する商品の情報を配信する」などのように、来店を促進したり、店内で来店者に的確に情報配信をすることができます。さらに、来店者の導線を分析し、そのデータをゾーニングの参考に使ったりもしているようです。

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    一方で、この機能を利用するには、ユーザー側のスマートフォンで位置情報の利用が必須なので、端末のGPS機能や、Bluetooth(ブルートゥース)などの機能を常にオンにしておく必要があります。さらに、店舗に近づいたということだけで、店舗の情報を配信するということは、たとえば、毎日の通勤経路にある店舗に近づくだけで、毎日店舗に関するプッシュ通知が送られてきたり、特に空腹でもないのに、レストランの情報が送られてきたりすることもあるでしょう。

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    ですので、このような機能を活用するときは、「位置」だけではなく、その他の要素(時間、ユーザーの行動状況、趣味嗜好など)も加えて、ユーザーに不快感を与えずに情報を届けることができるように工夫する必要があるでしょう。それらをできれば、ユーザーにも、情報の配信側にも、お互いにとってメリットのあるプロモーション手法になると思います。皆さんも機会があれば、是非活用してみてください。

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